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良い夫の条件 [結婚論]

良い夫には、いくつかの要素がある。

一つは、機能的な側面。
家計を支える、家事をする、育児をする等の
家庭を運営する上で必要な機能を果たすことである。

もう一つは、精神的な側面。
妻や子供が、安心して満ち足りた生活をおくれるように
家族を精神的に支えること。

この二つは全く別物。
給料は高いけど、妻の批判ばかりしている夫と、
家でごろごろしているけれども、いつでも親身になってくれる夫。
女性に甲斐性があるなら、絶対に後者の方がよい。
機能的な側面は自分でもなんとかなるけど、
精神的な側面はパートナーを必要とする。

俺は機能的な側面からは非常に良い夫だと思う。
家計をしっかりと支えながら、
俺ぐらい家事や育児が出来る人間はそういないだろう。
機能的な側面は他人からも評価が可能であり、
俺は良い夫として不動の評価を勝ち得ていると思う。
ただ、それだけでは不十分だ。
本当に良い夫かどうかを決めるべきは、
周囲の評価ではなく妻の評価だ。
周囲から見て、いかに理想的な夫であっても、
妻がこの人と一緒にいられて幸せだと思わないと良い夫とは言えない。

妻は俺に対する不満をよく言うし、それが機能的な側面である場合も多い。
しかし、不満には一貫した基準がない。
機嫌の良いときは全てOKでも、機嫌が悪いときはちょっとしたことでカリカリする。
そうすると、俺はこんなに機能的に良い夫なのに、妻が文句をいう資格はないと思う。
どうせ文句ばかり言うんだから、機能的側面で頑張るのを止めようとも思ったりする。
自分のキャパシティーからして、今以上に機能的によい夫にはなれないし、
おそらく妻もそれは望んでいない。
妻の俺に対する不満は、精神的な側面なのだと思う。
精神的に満たされない→イライラする→機能的な側面に苦情を言う
というのが、基本的なメカニズムだろう。

機能的側面では自分でも良くやっていると思う。
機能的な側面は現状を維持しつつ、精神的な側面でもっと頑張ること。
これが当面の課題だな。



良い夫になりたい。
先生、良い夫になりたいです・・・。

.r ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
|: 試 そ あ|
|: 合 こ き.|
|: 終 で ら.|
|: 了   .め|   _
|: だ .  .た|  谷w)
|: よ .   ら> t.__ノ
ヽ     _/  // ヽ
  ̄ ̄ ̄   / .i⌒/...i
    r'ニ7  ⑪-.' ..ノ ...|
   |/=j  .(` ̄   ....|
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(  ミ i l、     i:;;:::ノ
じ二ニLっ)    ど_j


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女性の蒸し返しはイタコ [結婚論]

昨日の記事に対するnanakuraさんのコメントで、イタコというキーワードをいただいた。
そう、そう、それだっ!、という感じでひらめいた。
女性の蒸し返しは、イタコなのだ。

女には、過去の自分の感情をそのまま再生する能力がある。
女にとって自分は常に一人で、昔の自分も今の自分の区別がないのだ。
しかし、男は過去の自分を第三者的にしか眺めることができない。
男にとって、昔の自分と今の自分は、別人なのだ。
ここが根本的に違う。
そして、お互いにこの違いがわからないが故に、
男女の関係はこじれるのだ。

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妻はなぜ蒸し返すのか? [結婚論]

蒸し返しのメカニズムについて考えてみた。

妻の無意識の中には、俺に対する「わだかまり大陸」がある。
「わだかまり大陸」は無意識の海に沈んでいるので、普段は意識されない。
別に我慢しているわけではなく、存在を認識できないのだ。


ストレスレベルが上がると、「わだかまり大陸」が浮上してくる。
そして、「わだかまり大陸」で最も標高が高い部分が意識上へと姿を見せる。
妻の場合は、長男誕生直後の思い出が最もわだかまっているわけで、
機嫌が悪くなると必ずこのネタが出てくる。

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泣きっ面に蜂 [結婚論]

具合が悪くなって、今日の午後は仕事を休んで寝てました。
無理をすれば働けるんだけど、無理をしても生産性は上がらないし、
俺が完全にダウンすると、家庭へのしわ寄せが大きいから、早めに休む。
後先を考えずに無理をするのは簡単だけど、
結果的にはそっちの方が周りには迷惑なんだよね。
こういう時は、頑張りすぎずに、だましだまし自分を動かす必要がある。

そういえば、ここのところ、週末にゆっくり休んだ記憶がない。
先週は妻が不機嫌で育児に専念。
先々週は葬式、
その前は妻がダウンで育児&仕事。
その前は出張&妻の実家へ帰省。
その前は対決。
平日は全部仕事だったし、そろそろガス欠っぽい。
返す返すも葬式が余分なイベントだった。
あの週に久々の休みを取るはずが、
一家で長距離旅行をする羽目になり、いい迷惑です。
あの週に無理をしたツケがボディーブローのように効いています。
家族全員、お疲れ気味。

めちゃめちゃだるいので、明日のために早く寝ようかと思っていると、
妻から、必殺「蒸し返し」攻撃を受ける。
妻は体調が悪くなると、長男出産直後の険悪だった時のことを必ず蒸し返す。
雲行きが怪しいので「蒸し返すつもりですか?」と訊くと、「蒸し返す!」と即答されて、
俺は半泣きですよ。

蒸し返しは、定期的な行事だったりする。たとえばこの辺を参照。
http://blog.so-net.ne.jp/katuo/2005-04-05
http://blog.so-net.ne.jp/katuo/2005-04-06
この蒸し返しの厄介なところは、明確な意図が無いことだ。
糾弾に何らかの目的や意図があれば、落としどころも探れるのだが、
「私の気が済まない」という理由だから、どうしようもない。

それにしても、こういうタイミングで、爆弾を投下しないで欲しい。
何が悲しくて、緊急性がない過去のことで、この時期に喧嘩せにゃならんの?
俺だって必死に難しいバランスをとっている。
これ以上負荷を増やしたら、パンク確定なので、
「今は険悪になってもしょうがないから、落ち着いてから話そう」と
妻を説得して、取りあえずは矛を収めてもらった。
当面の危機は回避したものの、どうなることやら不安です。


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女性の不機嫌について [結婚論]

女と男って、全く別の生き物だと思う。
男は気分の波が比較的少なく、その気分が他人へ及ぼす影響も少ない。
女はとにかく気分に波があって、機嫌が良いときは周りも楽しい気分にしてくれるが、
機嫌が悪いときは周りに当たり散らす。
上機嫌と不機嫌の波が激しい上に周りを巻き込むのが女性の特徴。

女性とは本質的に不安定であり、浮き沈みが激しい。
そもそも、安定性を女性に求める事じたいが理不尽なのだ。
やさしいおばあちゃんのような不機嫌とは無縁の女性も存在するけど、
あれは女というより仏様と呼ぶべきだし、
彼女たちも仏様になる過程では大いに不安定であったはずだ。
逆に、不安定性を抑圧してきた女性の方が、年をとると鬼婆化するように思う。


世の女性の多くは、努力によって感情の波を抑えている。
端から見ると、不機嫌にならないような八方美人も少なくない。
でも、そういう女性は不機嫌を回避するためにエネルギーの多くを使ってしまうから、
上機嫌の時間が少なくて、平均としてはあまり周りを明るくできない。
安定性を追求するとバイオリズムの平均値が低くなってしまうのだ。

男たるもの、女性が不機嫌になることを責めるよりも、
女性の不機嫌とどうつきあうかを考えるべきだろう。
そっちの方がよっぽど建設的で、現実的だ。
妻はとても感情の起伏が激しいが、俺はそれを好ましく思う。
妻には今のままで、感情を前面に出し続けて欲しい。
「こじんまりとした男もどき」ではなく、「荒ぶる女神」でいて欲しいのだ。
感情の不安定さを幼児性と切り捨てて、不機嫌な時の妻を糾弾するのは簡単だ。
しかし、それをやっても不機嫌は回避できないし、むしろ上機嫌を損なう結果になるだろう。
安定性を獲得するために、最大の長所である上機嫌を失うのは本末転倒だ。

ただ、子供と俺が不機嫌の嵐に巻き込まれるのはしんどいので、
妻の感情の起伏とどうつきあうかをしっかりと考える必要はある。
ここで女性と上手に付き合うための戦略が問われることになる。


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信頼と無配慮は違う [結婚論]

日本男児(特に九州男児)は、女性を雑に扱うことが男らしい愛情表現だと思っている。
そして、雑に扱われると喜ぶ勘違い女も多い。
呼び捨てにされたり、「お前」とか呼ばれてときめいてる場合じゃないだろ。
それは信頼じゃなくて、軽く見られてるだけだ。

俺は妻との関係にかなり気を遣っている。
俺は第三者からは、恐妻家に見えるかもしれない。
でも、妻のことはちっとも怖くない。
信頼しているし、一緒にいて安心できる。
俺が恐れるのは、妻との関係を自分の無分別で壊すことだ。

信頼するということと、配慮をしないことは違う。
日本の夫の多くは、そこをはき違えている。
信頼関係を維持するためには、細かい配慮が必要なのだ。

部屋の掃除を例に考えてみよう。
使ったものをすぐに片づける習慣があれば、部屋はそれほど散らからない。
細かいものを放置していたら、あっという間に足の踏み場もなくなる。
人間関係もそれと同じ。
細かい問題を迅速に解決していれば、常に良い状態でいられる。
そのために必要なことは、日々の対話と配慮だ。


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結婚とは、ぬかるんだ更地である [結婚論]

夫婦に限らず、全ての人間関係は時間をかけて築くものだ。
また、築いた関係は永続的ではなく、負荷をかければ必ず壊れる。
1日で築いた関係は1日で崩れるが、
10年かけて築いた関係だって、相応の負荷をかければ簡単に崩れる。
崩れるときには、もろいものだ。

人間関係がわかっていない奴ほど、
最初から完成された永続的な関係を期待する。

恋愛関係になったらすぐに試し行為を始めるボーダーは、
人間関係の基本が何一つわかっていない。

結婚がゴールインだと思っている勘違いも論外だ。
新婚って言うのは、価値観が違う者同士が、
新しい生活を築いていくスタート地点であり、
立派なお城というより、ぬかるんだ更地みたいなものだ。

最初から完成した立派なものを期待しなければ、更地も良いもんだよ。
リフォームより、新築の方が自由度が高いし。
時間をかけて、しっかりと基礎固めをして、丈夫な家を建てればよい。
完成した家よりも、建築のプロセスが大切なのだ。
一緒に家を建てるプロセスの一つ一つが、夫婦を結びつける。
へんてこな家が建ったとしても、それはそれで良いものだよ。
二人で建てたと言うことが何より大切なのだから。


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ラッキーの陰に失敗あり [結婚論]

妻と結婚できたことが俺の人生において最大のラッキーだと思う。
でも、このラッキーは棚からぼた餅ではない。

妻と出会う前、俺はダメ恋愛をしていた。
人生最大のダメ恋愛をして、身も心もぼろぼろになり、引きこもった。
そして、「俺のタイプの女は、俺を幸せにしない」ということをようやく理解した。
俺のタイプは、太陽ではなく月。それも、触ると折れそうな新月だった。
妻は天真爛漫な太陽のような存在であり、従来の俺の好みとは対極だ。
自分のタイプはダメだと悟りを開いた俺には、すぐに「この人だ!」とひらめいた。
そして、順調に関係を深めて、結婚して今に至るのです。
ダメ恋愛を経ていなければ、妻の良さを見抜けたかどうかは怪しい。

妻は、今日も天真爛漫に輝いている。
妻を輝かせ続けることが、俺の義務であり、喜びである。
妻という生ける宝を手に入れるためには、ダメ恋愛は必要だった。
手痛い失敗ときちんと向き合った結果、自分に必要なものを選ぶことができた。

人生に無駄な失敗など無い。
手痛い失敗ほど、きちんと向き合うことで、多くのものをもたらしてくれる。
失敗に向き合わないことで、失敗を無駄にしてはならない。


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「わかってくれる人」ではなく、「わかろうとしてくれる人」を選ぼう [結婚論]

人間同士がわかり合うのは、とても難しい。
夫婦がしっくりいくようになるのは結婚して10年はかかると言う。
「しっくりいく」とは、「ストレスなく一緒にいられる」ということで、
相手の内部を理解できる訳ではない。

人の気持ちって、その人になってみなけりゃ、わからない。
だから、突き詰めていけば、他人の気持ちはわからない。
でも、わからないなりに、わかろうとする努力に意味がある。
努力を続ければ、わからないなりにしっくりした関係になるのだろう。

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恋愛と結婚は全く別物 [結婚論]

良い恋愛パートナーは必ずしも良い結婚パートナーではない。
大恋愛の末に結婚をしても、結婚生活が破綻する例は少なくない。

結婚(子育て)に重要なのは、生活能力・信頼・友情・体力・母性・父性
恋愛(SEX)に重要なのは、ときめき・フェロモン・リビドー・健全な肉体

恋愛に重要なときめき(ドキドキ感)は、意外性からくるわけだ。
恋愛のパートナーには、予定調和を打破するおもしろみが要求される。
それに対して、結婚生活においては、相手が期待通りに動いてくれることが重要になる。
相手に信頼がおけるかどうかで、育児の負担は全く変わってくる。
意外性と信頼は、基本的には相容れないものなのだ。

夫婦両方が生活能力とフェロモンを兼ね備えてない限り、
一男一婦制で夫婦・家庭がうまく行くことはない。
どちらかの生活能力が欠如していたら、お互いに信頼が無くなり、
遅かれ早かれ家庭離婚になるだろう。
逆に、生活能力はあっても、男女の関係でなくなってしまうと、
男は給料を運ぶ下宿人、女は家政婦になってしまう。
これはこれで、味気ない結婚生活と言えるだろう。


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