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男女のコミュニケーション方法の違い [男女論]

ブログのメリットは、読者からのフィードバックが得られること。
とくに、女性読者からのフィードバックは、妻を理解する大きな手助けとなる。
http://blog.so-net.ne.jp/katuo/2006-04-26 へのコメント

おひさしぶりです^^
そう、男は「頭の中で考えて、結論が出てからそれを言葉にする」
のですけど、
女は「話しながら考える(結論を出してゆく)」のですよね。
私もしょっちゅう、旦那と似たような喧嘩をしています。
by まどか (2006-04-28 13:27)


このコメントは男女のコミュニケーション・スタイルの違いを的確に表している。
男と女はコミュニケーションのスタイルがまるっきり違うのだ。
その違いを理解した上で、相手の性別によって会話のスタイルを変えないといけない。
そんなことは、わかっているはずなのに、全然実践できてないな。
妻が女性だと言うことを忘れては、ダメじゃん、俺。
大切なことを思い出させてくれて、ありがとう。まどかさん。

男性のコミュニケーション・スタイル
男が何かを他人に言うときには、
自分一人で到達可能な場所は全て網羅したことが前提になる。
「あらゆる可能性を考慮した上で、自分はこれがベストだと思う」
というものを提示するのが男性の流儀なのだ。
相手が完成品を提示してきた以上、自分もじっくりと考えて、
自分なりの代替案を提示することが期待される。
新たに代替案を出せば、それを提案者が批判することになる。
熟考の後に、相手の提示したものに自分がなにも加える余地が無い場合、
「うん、良いと思うよ」と相づちを打って、会話は終了する。

男性の会話のひな形
提案→沈黙→反論→沈黙→反論→沈黙→反論→沈黙→相づち(合意形成)

男の会話はピアノのレッスンのようなものだ。
生徒はしっかりと練習をして、その成果を先生に披露する。
先生は、生徒の現状を把握した上で、より良い演奏をするための指導をする。
ピアノのレッスンの目的は生徒の上達であり、
生徒が上達しなければレッスンの価値はない。
男性の会話は、アイデアの完成度を個人の限界以上に高める手段に過ぎない。
最終的な結論に意味があり、会話をすること自体には何の意味もない。
未完成なアイデアを出すというのは、練習をせずにレッスンを受けるようなものであり、
それは先生に対して失礼なのだ。
その時点でコミュニケーション能力を疑われても仕方がない。

女性のコミュニケーション・スタイル
女性は、思ったことをまず相手に話してみる。
ゼロからスタートして、共同作業でアイデアを練ろうとする。
この共同作業において、女性は相手の反応を見ながら進むべき道を決めていく。
女性が次のステップに進むためには、相手の相づちが必要なのだ。
相手が沈黙した場合には、女性は現在の方向性が否定されたと思う。

女性の会話のひな形
思いつき→相づち(or 別な思いつき)→相づち(or 別な思いつき)→エンドレス

女性の会話とはジャムセッションのようなもの。
一人が思いついたのフレーズを弾く。
それに対して、別の人が思いついたフレーズを続けていく。
それを延々と繰り返し、そのプロセスを楽しむのだ。



妻は俺と楽しくおしゃべりをしたかっただけなのだ。
それは女性固有の親密さの表現だ。
そこで、妻は思いつきをそのまま口に出した。
俺は、妻の言葉を提案ととらえて、
その妥当性を評価した上で、否定的な意見を返した。
親愛の情を表現したのにしっぺ返しをくらって、妻はキレたわけだ。

相手が男性であれば、俺がとった態度は妥当だと思う。
でも相手が親しい女性であれば、
とんでもない間違いを犯したことになる。

俺は妻と男性の会話をしようとした。
妻は俺と女性の会話をしようとした。
当然の結果として、会話は破綻する。
そして、会話が破綻したのは相手の非だと思う。
これは非常に典型的な男と女のすれ違いだ。


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良い夫の条件 [結婚論]

良い夫には、いくつかの要素がある。

一つは、機能的な側面。
家計を支える、家事をする、育児をする等の
家庭を運営する上で必要な機能を果たすことである。

もう一つは、精神的な側面。
妻や子供が、安心して満ち足りた生活をおくれるように
家族を精神的に支えること。

この二つは全く別物。
給料は高いけど、妻の批判ばかりしている夫と、
家でごろごろしているけれども、いつでも親身になってくれる夫。
女性に甲斐性があるなら、絶対に後者の方がよい。
機能的な側面は自分でもなんとかなるけど、
精神的な側面はパートナーを必要とする。

俺は機能的な側面からは非常に良い夫だと思う。
家計をしっかりと支えながら、
俺ぐらい家事や育児が出来る人間はそういないだろう。
機能的な側面は他人からも評価が可能であり、
俺は良い夫として不動の評価を勝ち得ていると思う。
ただ、それだけでは不十分だ。
本当に良い夫かどうかを決めるべきは、
周囲の評価ではなく妻の評価だ。
周囲から見て、いかに理想的な夫であっても、
妻がこの人と一緒にいられて幸せだと思わないと良い夫とは言えない。

妻は俺に対する不満をよく言うし、それが機能的な側面である場合も多い。
しかし、不満には一貫した基準がない。
機嫌の良いときは全てOKでも、機嫌が悪いときはちょっとしたことでカリカリする。
そうすると、俺はこんなに機能的に良い夫なのに、妻が文句をいう資格はないと思う。
どうせ文句ばかり言うんだから、機能的側面で頑張るのを止めようとも思ったりする。
自分のキャパシティーからして、今以上に機能的によい夫にはなれないし、
おそらく妻もそれは望んでいない。
妻の俺に対する不満は、精神的な側面なのだと思う。
精神的に満たされない→イライラする→機能的な側面に苦情を言う
というのが、基本的なメカニズムだろう。

機能的側面では自分でも良くやっていると思う。
機能的な側面は現状を維持しつつ、精神的な側面でもっと頑張ること。
これが当面の課題だな。



良い夫になりたい。
先生、良い夫になりたいです・・・。

.r ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
|: 試 そ あ|
|: 合 こ き.|
|: 終 で ら.|
|: 了   .め|   _
|: だ .  .た|  谷w)
|: よ .   ら> t.__ノ
ヽ     _/  // ヽ
  ̄ ̄ ̄   / .i⌒/...i
    r'ニ7  ⑪-.' ..ノ ...|
   |/=j  .(` ̄   ....|
  ..r".┘   i;:;::::;:;;:;;;;:;;/
  /4 ( i    {:;::;;::;:;;;;/
 /__彡{ |    `i;:;;;:;;::;}
(  ミ i l、     i:;;:::ノ
じ二ニLっ)    ど_j


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すぐに許そうとする奴を信用するな [信じる者は救われない]

すぐに許そうとする人間ほど、過去のことを根に持つ傾向がある。
そして許したはずのことを蒸し返して、キレたり、復讐したりする。
許そうとすればするほど、逆に執念深くなるという逆理。
これはいったい、どういうわけなのだろう?

世の中では、許すことの重要性ばかり強調されているので、
ほとんどの人は許すことは無条件に良いことだと信じている。
だから、その限界・短所・欺瞞に気づかない。
「許すこと」は、本当に良いことなのだろうか?
許すというのは無意識に行うことであって、
「許そうと思って、許すこと」は百害あって一利なしだと思う。

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言いたい放題で良いんじゃない? [闘わなきゃ、現実と]

俺は常に本音を前面に出している。
思っていることが、顔に全部出るから、隠しようがない。

本音をだすことで軋轢が生じる場合もある。
でも、それは仕方がないと思う。
本音を隠すことで成り立つ関係が崩れるのは時間の問題だ。
結局は、軋轢が先か後かの問題に過ぎない。
だったら、先に済ませた方が、よけいなストレスが無くて済む。

言いたい放題だと、敵もできるけど、理解者もできる。
本音を出さなければ、自分を理解をしてもらえるはずがない。
自分の本音に共鳴してくれた人間は、とても貴重だ。
そういう関係を築くことによって、人生は豊かになる。

本音を抑圧して周囲に迎合するのは愚の骨頂だ。
ウマが合わない人間の機嫌をとるために、
ウマが合う人間を遠ざけてしまうのだから。

「嫌われたらこの世の終わり」みたいに思っている人もいるけど、
嫌われたって別にどうって事無い。
むしろ、誰からも嫌われていない人生の方がやばい。

自分の足で進んでいれば、追い風もあれば向かい風もある。
風の吹くまま流されていれば、追い風も向かい風もない。


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祖父思いの俺は、法事を欠席 [疵痕]

葬式が終わってほっと一息ついたのもつかの間、
49日というナイスなイベントがあるらしい。
妹からメールで出欠確認をされた。
忘れていたときに嫌なことを思い出すと、ダメージが大きい。

半日、悩んだ末に、欠席することにした。
もし、今回の法事に出席したら、次の法事にも連絡が来て、
またまた嫌な悩み方をしないといけない。
勝負は何でも出会い頭。一発目なんだよ。
最初にずるずる行くと、次はもっときつくなる。
ということで、ここは欠席するのが良策。

そういえば、葬式の時に祖父の棺を霊柩車まで運びながら、
「クズ野郎は、地獄で業火に焼かれろ」とか思ってたんだよな。
俺が欠席したら、呪われないですむから、じいちゃんもうれしいに違いない。
ということで、祖父思いの俺は法事を欠席。
めでたし、めでたし。


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妻の長所と短所 [生ける宝]

俺はかなり特殊なパーソナリティーだが、
妻も負けず劣らずアクが強い。
妻には世界が自分の中心に回っていると思っている。
当然の権利として、自分の希望を主張し、
それが周りに配慮されて当たり前だと思っている。
また、他人の顔色を一切見ないで、いつでも言いたい放題。
敵意がある言葉って、実はそれほど痛くないのだよ。
発言者が必死だったりするし、こちらも心の準備が出来る。
全く悪意が無く、素で急所を踏まれると七転八倒ものだ。
「自分以外の人間にも感情ってあるから、配慮も必要だよ」と言いたくもなる。
気を遣われるのが嫌いな俺に、そういう気持ちを抱かせるのはちょっと凄い。

自己中心的で、他人への配慮がちょっぴり欠けているという短所は、
それは気持ちがまっすぐであるという妻の長所と切り離せない。
天真爛漫さ、ストレートな感情表現、自分の欲求を正確に把握し、
それを要求できるといった妻の長所と根っこが同じ。
個性は、時には長所、時には短所となる。
妻に他人への配慮を強いることは、妻の最大の長所を殺しかねない。

俺は妻の天真爛漫さを愛するが故に、
そのコインの裏側である無神経さや傍若無人さにも耐えることが出来る。
妻の無配慮な一言で深く傷ついたときにも、
この痛みは必要経費だと割り切れば、何とかなる。
で、ここさえ凌げれば、後はなんとでもなる。


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親孝行という悪徳 [親子論]

神経症とその予備軍には、内的自己規制の多さが特徴だ。
美徳の皮をかぶって、個人の思想を麻痺させる自己規制。
この部分をとことんまで疑う必要がある。
神経症およびその予備軍の生きづらさの根本原因は、
親子関係に起因する場合が多い。
親子関係の問題が解決されない背景には、
親を悪く思う事への強い自己規制がある。

ダメ親は、自分がダメなことを全て周りのせいにして、
自分は被害者のふりをして自己正当化をする。
物心つく前から、親の自己正当化を訊いて育った子供は、
親の身勝手な自己正当化と同じような思考回路で、親を正当化する。
子供が親を正当化しようという欲求は強い。
親がちゃんとしていれば、親のダメな点を批判しつつも、全体として肯定できる。
親がダメであればダメであるほど、
子供が親を正当化するための自己規制が強くなる。
履歴書の尊敬する人の欄に「両親」とか書いちゃうやつって、病気だと思うな。
きっと、ろくでもない「両親」なのだろう。

親孝行というのは、自発的なら美徳だが、押しつけなら悪徳だろう。
至る所で、親孝行の名の下に子供の権利や気持ちが蹂躙されている。
大切に育てられた子供が、親を大事にしたいという気持ちをもつ。
これは素晴らしいと思うが、この場合には、
わざわざ親孝行のすばらしさを吹聴する必要は全くない。
酷い親が子供を縛って管理する場合に親孝行の義務を押しつける。
親孝行の素晴らしさが強調される家庭は、
親が子供を自分の道具として使う酷い家庭だろう。
恩というのは、教える物ではなく、心から湧き出るもの。
子供が親に恩を感じない場合、それはもうしょうがない。
親孝行の美徳とたたき込んで恩を強要したところで、
子供が苦しむだけで、そこに何の心の交流もない。
親孝行の素晴らしさを繰り返す親は、
親子の心の交流よりも、子供からいかに利益を吸い上げるかに重きを置いている。
こういう親は、例外ではなく、とても多い。

親の事を思い出したり、実家に帰ろうと思うと、心の平安が乱れる人は、
自己規制を取っ払って、言いたいことを言ってみるべきなんだよ。
そうすれば、自分たち親子の真の絆の太さがわかる。
親子関係が本物であれば、何があっても崩れない物がある。
子供が何か言ったぐらいで、全崩壊してしまう関係は偽物なのだ。
そんな物のために、神経をすり減らす必要はない。
どっちにせよ、自己規制は無い方が豊かな人生を送れる。

自己規制がある人って、自己規制が必要なんだろうね。
自己規制を辞めたら親子関係が崩壊することを本能的に知っている。
その直感は、おそらく正解なのだろう。
だから、自己規制を辞められない。
でも、子供の自己規制によってようやく保たれているような親子関係は
崩壊した方が、親子の両者にとって幸せだと思うのだよ。


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