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俺はゴミ箱ですか? [家庭論]

今日も、妻が長男の子育ての時に非協力的であったと非難してきた。
過去のことを愚痴られても、どうしようもない。
「過去の行動は今更変えられないわけで、
今現在はどういう不満があって、
これからどうして欲しいのか具体的に言って欲しい」
といったら、
「現在には満足しているが、過去の反省がたりない」と言われる。
過去にわだかまりがあって、それが解消されるまで俺のことを責め続けるそうだ。
おまえは韓国かよ。
「でも、過去のことを責めても、瞬間的にはスカッとするだけで、
何の解決にもならないと思うんだけど」と言っても、
私の気持ちをわかってくれないと非難されるだけ。

俺と妻が険悪になると、長男がとても必死に気を引こうとしてなんか切ない。
わざと、怒られることをして、自分に注意を引こうとする。
なんかもう、胸がつぶれてしまう。
夫婦不仲は、子供の心に深い傷を負わせかねない。
だから、俺が全面的に折れて、和解する。
日本のお家芸の土下座外交みたいな感じ。

俺にはプライドなんて無い。
子供のためなら、いくらだって頭を下げてやる。
子育ての場である家庭を守るために、妻は必要なカードだ。
俺の魂ぐらい、いくらだって売ってやる。
大人になるとは、そういうこと。
守るものがあるとは、そういうこと。
"freedom is just in another words, nothing left to lose"
(自由とは失うものがないこと)、
とはよく言ったものだ。

妻の行動パターンは読めている。
4月から仕事を再開して体力的にきつくて、イライラしている。
俺には甘えがあるから、ストレスを遠慮無くぶつけられる。
残念ながら、今の生活には俺を責めるためのネタがない。
だから、過去のことをほじくり出して攻撃してくる。
ようは、言いがかりだ。
「むしゃくしゃして夫を責めた。口実は何でも良かった」って感じ。
過去の事実は変えられない。
だから、いつまでも同じネタを使って俺を責めることができる。
俺がいくら頭を下げても、それで問題が解決するわけではない。
怒りの根本原因は、俺とは無関係な現在のストレスであって、
俺の過去のことは口実に過ぎないから。

本人は、嘘を付いているつもりはないだろうけど、
過去のわだかまりなんて本当はどうでも良いのだよ。
今は幸せなのに、過去のごたごたを持ち出して、わざわざ良い気分を壊す人間はいない。
現在が幸せであれば、過去のつらい記憶は良い思い出になるものだ。

妻のストレスは、俺が引き受けることになっているようだ。
家庭を維持するためには、それ以外の選択肢は無い。
では、俺のストレスは誰が?
俺はいつもそうだ。俺は生まれながらのゴミ箱なのだろう。


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コメント 8

katuoさんのストレスはここのブログで、私達が受け止めてますよ♪
だからバンバン書いてください。
by (2005-04-06 19:17) 

うみぼうず

久々に実生活での痛みを伴う記事だったので、
よく読みました。
いや、いつもよく読んでいますが。
by うみぼうず (2005-04-06 22:04) 

頼られているのだと思いました。
世間様では「心の広い旦那様」って言いますよ。
「ゴミ箱」なんて言っちゃダメですよ。
確かに受け止めるkatuoさんは痛いとは思いますが・・・

きょう。
by (2005-04-07 17:33) 

サラ

ゴミ箱である以上、一杯になったら空にしなくちゃ。
空にして、また元気一杯ゴミを引き受けてやろう。
真新しいゴミも、引き出しの奥から発掘した古いゴミも。
私はkatuoさんのこと「ゴミ箱みたい」なんて思ってないけど!
by サラ (2005-04-07 20:48) 

うみぼうず

blogの一言紹介文が、えらく後ろ向きなので、気になっています。
大丈夫でしょうか。
by うみぼうず (2005-04-08 02:20) 

katuo

いろいろとご心配していただき、ありがとうございます。
ストレス耐性は高いので、これぐらいは楽勝です。

eriさん
これからもバンバン行きますよ!
えりさんをはじめとして、いろんな人から暖かい言葉をもらえると励みになります。
ただ、それに安住せずに、摩擦を自分なりに消化していきたいと思ってます。

きょうさん
家族が一杯一杯だったら、サポートをしないといけない。
だから、ゴミ箱の役割は、すごく重要なんです。
ゴミ箱としての矜持を持ちつつ、良いゴミ箱になりたいと思ってます。

サラさん
家族のゴミ箱として機能するためには、
常に自分の精神的ゆとりを残しておかないといけない。
いかに自分のストレスを消化するかが、課題です。


うみぼうずさん
> えらく後ろ向きなので、気になっています。
激しく前向きのつもりなので、心配はいりません(笑
癒し・救い・答えというのは弱い人間の現実逃避の手段に過ぎない。
厳しい現実から目をつぶっても、実際には何も変わらない。
目を開けば、以前と同じ現実が待っている。
俺は、絶望を恐れずに、現実を直視して生きていきたいのです。
by katuo (2005-04-09 00:51) 

tabi0904

はじめまして。

私はゴミの量が多いのですが、それを捨てる自分のゴミ箱が小さくて。
いつも大切な人のゴミ箱に、承諾も得ずに勝手に捨ててしまいます・・・。
こんなの、ほんとにいけないな、って実感させられました。

ゴミを減らすのは難しいから、自分のゴミ箱を大きくすることから考えよう。
あと、勝手にゴミ箱を借りてしまうかもしれないことを、謝っておこう。
by tabi0904 (2005-04-10 12:02) 

katuo

たびさん、初めまして。

パートナーの男性がしっかりと支えていれば、
女性のゴミ箱は大きくなります。
だから、当たられるのは男の責任と思ってます。

上手なゴミの出し方の基本は、ためずにまめに出すこと。
愛する女性のちょっとしたわがままにつきあうのは、とても楽しいものです。
毎日1のゴミだったら、こちらも楽しく受け取れます。
でも、周に一度7のゴミを出されるときつい。
年に1度、365のゴミを出されると、まず間違いなくパンクします。
by katuo (2005-04-12 21:23) 

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